恐怖の猛暑

 田圃を吹き渡る風は涼しくて気持ちがいい。駐車場に吹く風はアスファルトに熱せられて気持ちが悪い。風が止めば空焚きの鍋の中にいるようで、歳が歳なもんだからこの暑さで水分がどんどん抜けて煮干しのような体からはそれでも汗が湧き出てくる。皴の谷間から滲み出る汗はぬるぬるしていて廃液と言った方が良さそうだ。若者がかく玉のような汗とは大違いだ。
 水分補給に努めるが、飲んでいるそばから汗が噴き出す。湧き出た汗は皴の溝に留まり酸化変質し異様な臭いを発し始める。一度ニボシのような体になってしまうと、いくら水分を補給しても瑞々しいぴちぴちの肌には戻らない。ただただふやけた煮干し。ああ、若さが欲しい。無理か。
 昨日は持って行った1リットルの麦茶と600㏄のスポーツ飲料は巡回中に全て飲み切って、足りなくなってしまった。






体臭恐怖—体のニオイで人を恐れるあなたに
ハート出版
五味 常明

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