日が長く

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髪が耳に被さり鬱陶しい。散髪に行きたいが切ったら切ったで首がスースーするのも嫌だし、どうしようと迷っているうちに2週間が過ぎてしまって、頭を洗ってもなかなか乾かず、ぼさぼさして帽子をかぶっても延びた髪が嵩張って帽子が窮屈になってきてどうにもならなくなってきた。一昨日、決心してきっぱりと散髪をし、さっぱりしたがやっぱり首がスースーする。
松の内を過ぎると日に日に陽が長くなってきていると感じる。
シベリアではこの時期を「光の春」と呼ぶらしいと新聞に書かれていた。
極寒の、水蒸気さえも凍り付くシベリアでも年が変われば日の当たる時間は長くなっていくのを、シベリアの人たちは、この光に希望を込めて「光の春」と呼ぶのだろう。
塗装工だった頃、派遣会社から来ていたオジサンたちと仕事をしていた。そのうちの何人かは北海道からの出稼ぎの人たちがいた。
「豊橋の冬は寒い。」北海道から来ていたオジサンたちは口を揃えて言う。
礫が飛ぶほどの三河独特の冷たく強い北西の風、鈴鹿おろし。北海道の人たちまでが豊橋の冬は寒いというくらいだから私も胸を張って股引を穿くことができる。
オジサンたちは、「豊橋は寒い。北海道はしばれる。」という。豊橋の人間には判らない「しばれる」。しばれるがどういう感覚なのか想像すらできない。寒い、冷たい、凍える、と「しばれる」の違いは北海道に住んだ経験がないと判らないものかもしれない。北海道とシベリアではどう気候が違うのか分からないが、「光の春」という希望に満ちた「季節」区分があるシベリアの冬はきっと「しばれる」よりも厳しい気候なんだろうなという、ただ「寒い」だけの豊橋人には漠然とした想像しかできない。


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