カニ 食べ行こう と 思ったけれど ・・・

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ずいぶん長いこと、 カニ 喰ってない。
時々食べたくなったりするが、喰っている情景を思い出すと、ちょっと喰うのが面倒かなとも思えてくる。
なにしろカニは、独りで喰おうが二人で喰おうが大勢で喰おうが、喰っている間は誰とも会話することなく、黙々と喰うことに集中してしまうのは、どなたでも承知していることであるが、それはそれとして、どうも殻をホジホジして身を出す労力の割に満腹感を得難い。
ホジホジする作業に費やした時間。手づかみなので手も汚れるし手拭きの汚れ具合も相当なもので、大量の殻でテーブルの上も乱雑に汚れ散らかる。
喰う前と喰った後のテーブルの上にあるもののカサが変わらないのである。なにひとつ減ることが無い。下手をすると喰った後の方がカサが増したようにも見える。
「なにも足さない。なにも引かない。」は高級ウィスキーのキャッチフレーズだが、カニを喰うと「なにも増えない。なにも減らない。」
--或る日、突然裏山に大量の産業廃棄物を無断で捨てられ、呆然とする地主のような気分とはこういうものか(違うか)www。痔主ではあるけれど地主でなくて良かったな…。--
時間、手間、大量に溜った殻を見ると、つい「喰った!」と、思いがちになるが、これは錯覚であり、実はそんなに腹の中にたまってはいないのだと気付く。
足の付け根あたりのはまだ身も多く詰まっているが、先っちょの細くなった辺りになるとホジホジにばかり時間がかかり、どうかすると細くて堅い殻の奥にまで詰まった身をようやく引っ張り出しかけたところで千切れてしまい、ただでさえ小さな身がさらに小さく、これまでの労苦を考えると憤懣やるかたない。これが2本続くと逆上してしまうことになりかねない。
埋蔵量の少ない蟹の身の掘削の失敗は怒りと敗北感に包まれ、蟹を喰うことの意味を問いたくなってしまったりするのだ。
めでたしめでたし。

台風は今夜中部地方に接近。毎年台風が来るたびに、隣の車庫のアクリル製の屋根が飛ばされている。その翌日、夫婦で屋根を探している光景を見かける。さて、さて今年は何回飛ぶのか。





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