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zoom RSS 「輝ける闇」と「ナパーム弾の少女」

<<   作成日時 : 2017/04/03 16:30   >>

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 客の入りが良くないとかで、今月は大幅に仕事を減らされてしまった。来月もこんな状態が続くようであれば、これまで節約してきた年月がパーになると思うと虚無感を覚える。脱力感パナイ。なんとかせにゃいん、と、思いながらもじたばたしてもどうにもならんとも思い、自分の置かれた現状に狼狽しながらも、「不惑」を鎧いたいところだが、不惑と書いた端切れをまとって右往左往している、という情けない現状。これからは文庫本の一冊も買えやしない。
 開口健の「輝ける闇」を読み返している。ベトナム戦争で記者として従軍してきたときのルポを元に小説として書かれたもの。いつか必ず読まなきゃいけないと思い続けていた本だ。頭がバカだから一度読んだくらいでは理解できないので、分かるまで何度でも読み返す、いいと思った本は何でもそうだ。行間の片隅、文字の裏まで読むつもりにならなければ自信をもって「読んだ」と言えない。
歳をとったらよく噛んで食べないと消化不良を起こす。本もよく噛んで読まないと消化不良を起こす。場合によっては牛の様に一旦飲み込んだものを戻して反芻しないといけないのである。何しろ頭がバカだから、私は。
・・・・・話が逸れてしまった。閑話休題は大げさだが・・・・・
 奇しくも4月2日の中日新聞朝刊のコラムでの、ーー「ピューリッツァー賞を受賞した・・・」という書き出しを読んで脳裏に浮かんだものと同じ写真のことが書かれていた。1971年「戦争の恐怖(ナパーム弾の少女)」。私から上の年代の人たちには記憶に残る写真であり、今でもネットで検索すれば簡単に見ることができる。この一枚でベトナム戦争を終わらせる機運が高まったと言われている。 ラジオ テレビ 新聞 雑誌 、ベトナム戦争の現場でいったいどのようなことが起こっているのか、悲惨で残酷なシーンまでもがほぼ克明に伝えられていた。そんな情報を戦争を知らない私たちにも、戦争というものがいかに酷薄なものかを教えられたものだ。では今のジャーナリズムが果たして戦争を終わらせるだけの力があるのかと言う疑問。どうでもいいような話題ばかりが言論の自由を保障され、もっと伝えるべき情報はなぜか闇に葬られてしまっているような気がしてならない。
 そのくせネットでは無責任な情報、言論、映像が氾濫している。「戦争の恐怖(ナパーム弾の少女)」の写真に対するネットユーザーのコメントを見ていても興味本位や面白半分、短絡的なコメントに愕然とする。
 全てのものは風化する。物だけでなく記憶も記録も意識も風化してしまうものなのかと諦めるほかないのかもしれない。歴史はそうして繰り返されるものなのか。せっかく記録を残しても生かすことのできない生き物だということを感じないわけにはいかない。


今日の午前はもっぱら西壁面の錆び落とし及びペーパーがけ。腕が痛い。
何しろ仕事を減らされてしまったので、家のペンキ塗りを頑張ろうと思うておりまする。


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