ものは考えよう

歳を取ると、頭のネジ、体のネジが緩んだり外れたり、すり減ったり無くなってしまった部品も在庫がないので修理が利かない。
去年自治会活動中心の生活でそれまで勤めていた警備会社を辞め、失業状態だったが、なんとか無事に役も終え、4月14日の総会後にハローワークのお世話になり、5月から始まった新しい施設警備の仕事。
17時から翌朝8時30分までの夜勤。1回目の巡回は17時45分から30分以内に行い、2回目は21時から1時間以内、3回目は1時30分から3時間半以内、4回目は6時40分から40分以内。
順路やチェックポイントは基本的には変わらないが、金曜夜の閉店準備、日曜夜の開店準備、覚えなきゃならないことが沢山あって、2か月が経ったが、いまだに完璧な巡回ができたためしがない。どこかで必ず一つや二つミスをする。しかも3回目の巡回は3時間半という長時間歩きっぱなし、少し慣れてきたおかげで今では3時間ほどで巡回し終えるまでにはなったが、どこかでチェックや準備を忘れてしまったりするのに加え、施設のすべてを回るので一回当たりで優に一万歩を超える。平日の巡回では場合によっては2万歩近く歩くこともある。1階から13階まで階段を上ったり下ったり。64歳のおっさんにはかなりきつい作業だ。
2日働いて3日休むというシフト構成で行けるかなと思ったが甘かった。会社もそれを察してかかなり緩いシフトを組まれるようになった。今はその緩いシフトで疲労の回復を図れるようになったが、経済的には当然余裕のないことになるのは仕方のないことか。
15時間30分の拘束時間の中には3時間の仮眠時間も含まれるが、その3時間で仮眠できる人はほとんどいない。夜中の建物内の巡回はほとんど真っ暗な中で歩き回るので緊張もするし、特にトイレなどはもし中に人がいたらという思いが過ぎり恐怖を感じることもある。オフィス内は書類やらなにやらゴチャゴチャと置かれ狭い通路を通るときには積まれた書類に触れないように歩かねばならない。あるいは階段の上り下りを繰り返しているうちに腰、膝が痛み出す。
大変な仕事についてしまったなと思う反面、これはこれで面白いとも思える。考え方次第で、3時間コースのアミューズメント体験をしている気分でもある。
これは自治会経験のおかげでもある。歳を取ってあまり波風の立たない穏やかな生活ばかりを目指していたのが自治会活動を通して人とのつながりを楽しめるようになったことと、変化、波風という刺激が今の私にとっていかに大切かということを体験できたことで、考え方が前向きになったのは大きい。
まだ仕事に慣れていないこともあって、疲労はパンパ無い。休みの日は天気が良ければ体力作りもかねてのんびりと自転車散歩を楽しんだり、まだ多少残っている一部の役で会議に出たりするほかはほとんど家の中で音楽を聴いたりしながらゴロゴロしているが、少しずつ気持ちに余裕ができ始め、中断していた日曜大工や断捨離作業もこつこつと始めるようになってきている。
それにしても断捨離。よくここまで物を集めたもんだとつくづく思う。家の中はいらないものばかり。いかに無駄遣いばかりしていたか、この歳になって改めて気付かされる。昨日もデミオに沢山こわすごみを詰め込んで資源化センターへ持っていったが、あと何往復すればいいんだろうと思えるくらいに家の中には使いもしないものが溢れかえっている。改めて「価値」という言葉の意味を考え直す時が来てると思う。
そして、ブログの更新をする余裕が少しでも出てきたらいいなとおもう。一昨年までの意識と現在の意識にどんなずれがあるのか、昔のブログの中身を読み返してみようとも思う。

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