酸っぱい話

健康のために生野菜を食べるときは必ず酢を少し入れるようにしている。
酢が体の何に良いのか知らないが、みんな口をそろえて体に良いとテレビでも巷でも言っているので酢は体に良いのだ、と盲信している。
昨日も夕食に生野菜を喰ったのだが、手違いで酢を入れ過ぎてしまった。酸っぱくて酸っぱくて。
野菜の異様な酸味に、一緒に口に入れた肉の味も判らない。
あまりの酸っぱさに顔が縮んでしまった。元々小さかった目も半分くらいに縮んでしまった。口の中も縮み、胃袋まで縮んでしまった。他にも上半身から下半身、各種いろいろ縮んでしまった。満腹感もないままこれ以上食べる行為を続けることができない。
一日の締めくくり、明日への活力の源であるはずの夕食は中断せざるを得なくなってしまった。
渋みも感じられない程縮んでしまった味覚で渋くない渋茶を啜りながら、目の前に食べ物が有るのに食べられないという悲劇は二度と繰り返してはならない。と、縮んだ脳味噌で誓うのであった。


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