すっかり寒くなりました

年の瀬の鋭利な空気に咳き込み、目が覚めてしまった。乾いて目やにの溜まった瞼をぎしぎしと開いても、まだ暗い窓を一瞥するのが精いっぱいですぐに閉じてしまう。
毛玉のついた毛布をかぶってガタガタと震えているうちに、頭が冴えてくるのではないかと思えてくる。
ノコノコと布団から這い出て、底冷えのする居間でペットボトルの安ウィスキーを湯飲みに注ぎチビチビすすりながら寒さを堪えていると時々ブルッと体が震える。軒下を吹き抜ける風切り音の隙間に、始発の電車の音と踏切の音が、途切れ途切れに聞こえ、より一層寒さが増したような気がする。
カブのエンジン音が迫って来たと思うと玄関辺りでタッタッと足音とともに郵便受けに新聞が差し込まれることで、外からの音が玄関の郵便受けに差し込まれる新聞の音で、外の音が室内に入ってくる繋がりで一日が始まる。
冷たくなったつま先。もう一度布団に入りたい欲求はあるのに、覚醒の度合いが大きく、寝るに寝られない

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