複雑やな

 御園自治会の会長はやらなきゃならないだろうなという覚悟はあった。まさか校区自治会の会長までやることになるとは想定していなかった。現時点で自治会会長として4月の確定スケジュールは17日もある。自治会のスケジュールもきついものがあるが、その隙間を縫って警備の仕事をすることを考えるとどこまで体が耐えられるか心配になる。35度を超える日陰の無い夏の駐車場、1度2度で北風のビュンビュン吹く冬の駐車場で6時間立ちっぱなしはやっぱり辛い。収入もせいぜい5~6万程度、下手をすると2~3万。一年後を想像すると恐怖を感じる。
 それにしても荷はやっぱり重いと今更感じる。おめでたい性格だから、こんなときに妙な冒険心が湧いてしまうのも事実。冒険心というと聞こえは良いが、興味本位とか野次馬根性とか覗き趣味といったほうがいいかも。「荷が重い」とハードルを下げ、謙虚な言葉を吐いておけばあまり人から嫌われなくて済む。実際に荷が重いのは重々承知している。ちょっと子供じみてはいるが、60歳過ぎても、今まで見たことも聞いたことも無い、まったく知らない領域に首を突っ込むときのワクワクした気持ちが実は少しある。それに加えて年寄りの図々しさも手伝っているのかもしれない。
 歳をとったら安定した穏やかな生活を望みがちになるが心のどこかでいつもと違う事への欲求がある。古来、人間も他の動物と同じように弱肉強食の中で生きてきた。おそらく産業革命以前までは多くの人間たちは一握りの支配者の下で飢えとの戦いで一生を終えたことを考えるとサバイバル、冒険心というものが今の私たちの心のどこかに染み付いているのではないかと思う。言っていることが支離滅裂ではあるが。
 要するに同じことを繰り返すことが安定につながり穏やかになるのは解っている一方、非定常という状況にもついつい首をつ込んでしまいたくなるのが人間という生き物なのかなと思う。

 とは言え、心の中に広がっているもののほとんどは不安である。30年度自治会の運営は4月にスタートする。去年の12月に御園自治会の会長に決まり、年が明けて2月に校区の自治会の会長に決まる。それなりの覚悟を決める。今はその準備期間。期間中に過ごす間にいろいろな不安が湧き出てくる。それでも時間は経過してスタートラインに立つまでに決めなければならない覚悟が待ち構えているんだろうなと思う。気持ちを固める準備期間である。スタートすればしたでいくつかの覚悟をしなければならないだろう。
 いまは、何もすることがない、しなくてもいい日というのがある。こういう時間が辛かったりする。何かしら忘れていないか、とか、何か勘違いしているのではないか、とか本当に自分で良かったのかと、いろいろな不安が湧き上がり、覚悟が揺らぐ。
 重いものを担いでしまった責任と怖さを感じる。考えてみればこれまで役に就いてきた人たちはみな大なり小なり同じような葛藤をしてきたのだと思うと、「そだねー、そういうもんだよねー」ということだろう。
 言い訳にしたくないが10年も介護をしていると本当にお金が無くなるものだ。親父が死に、2年後におふくろが死に、そのあとの副総代という役。肩にかかる負荷が大きかった。12年前に感じたことは、活動が始まってみると目の前に立ちはだかることを一つ一つ片付けていくしかないこと。無我夢中で突っ走った結果、役を終えた後の生活に苦労した。殆ど貯えがなくなり、十数万円程度しか残らなかった。その時、来る12年後に備えて生活の基盤を整えておかねばと稼ぐことを中心に努力はしたが、結果が出せないまま12年が経ってしまった。
 「後のことはその時のこと」と何度も言い聞かせなきゃならないが、本当に後のことはその時のことであることは事実だろう。

今後なるべく弱音は吐かないようにしたいけど。


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