気分転換にこんな話を書いてみた

 バイオリンを眺めてつくづく思うのは、やっぱ楽器って美しいな。古ければ古いほど美しい。弦楽器も、金管楽器も木管楽器も、古楽器というのは色合いや艶なんか少し褪せたりしてちょっと哀愁が帯びてきてそんな美しさがあったりする。スペインとかポルトガルの古い聖堂に置かれているパイプオルガンなんかも艶を失い埃を被り、音色も少々かすんだりしているところに妙な美しさを感じるもので、これは日本の楽器も同じ。正倉院宝物の螺鈿紫檀五弦琵琶など手入れの行き届いた楽器もそれはそれで逆に時の流れを感じさせない美しさがある。よく分からんが古い物への憧憬もあるのかな。これらのものは現在でも使用できる。
 逆に今となっては使用するには不便になってしまったもの。古い農具なんかは、ただ物置の奥に埃を被って置かれている情景や、廃工場で塗装が剥げ錆が浮きどす黒く劣化した油にまみれて二度と稼働することのない機械、しばらく視線が釘付けにされることがある。もう無用になってしまったもの。今となっては不便、生活の場に置くには邪魔なだけの道具たちなんかも美しさを感じてしまう。タイプライターなんかも古くて美しい。逆に生活の中で便利であると感じるものほどつまらない形をしているように見えるというのはどういうことだろう。

 気分転換にこんな話を書いてみた。
 おわり


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック