豊かになったからこその・・・

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そもそも国家とか体制などというものの役割は、庶民にメシを食わしてやることであった。したがって物が豊富になれば特定の国家、体制への執着は消えてしまう。あるものは体制遊び、イズムごっこでしかない。
○○反対運動などは、かつての米騒動などに比べればまったくの疑似闘争であった。これは自分たちもうすうす気付いていたようで、この闘争には何かしら真剣みが欠けていた。こうした傾向は今後も続くであろうし、より強くなるだろう。
我々は以前の生活があまりにも長かったので、また新しい状況に対応する能力を持っていない。生きる目的をどこに求めたらいいのか、わからなくなっている。腹いっぱいになったために我々は逆に悲惨な課題を背負ってしまったのである。
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とりあえず自殺者が増えるだろう。飢餓の戦いがあったからこそ人間は生き続けてきた。この条件がなくなった今、生きることへの執着はかなり希薄になっていくだろう。

という文を1971年に司馬遼太郎が書いている。この○○反対運動とは成田空港の事だが、○○には現在行われている反対運動に置き換えても違和感が全くない。








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