巾着袋を持ってもいいお年頃

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昭和50年代に若者たちの間で一気に流行り、当時オジサンたちから「なんだ、そんなもんくくりつけて、みっともない」と、散々なじられたが、今や、そのオジサンたちが、ヨレヨレのお爺さんとなり、おじいさんたちの腰にくくりつけてあるウェストバッグ。
当時、我々の間で流行っていたウェストバッグは、その使い勝手の良さから、いつの間にかオジイサンたちの必携品となったのである。

今でも私の傍らには常にウェストバッグがある。ウェストバッグの中には、おもに財布と免許証が入っている。ウェストバッグの居場所は、居間のテーブルの下の籠か、車の中。それ以外の場所に置かれることはない。
しかし、我々の年代の男たちは、当時のオジサンたちから目の敵のようになじられつつウェストバッグを使い続けたにもかかわらず、今になって腰にくくり付けることはしなくなった。今更これを腰にくくり付けるのはダサい気がする。
当時、ウェストバッグを腰にくくり付けた我々をなじっていたオジサンたちが、今、ウェストバッグに頼り切っている。曲がった腰に括り付け、ガニ股でチョコチョコ歩くお爺さんたちの貧相な姿を目にしたとき、ザマミロと思い、まだ腰が曲がっていない我々、前期高齢者としての意地の証として、ウェストバッグを腰にくくり付けるような安易はことをするわけにはいかんのだ、いまどき。

ウェストバッグひとつのことで、少しいきり立っているのである。鼻の穴も少し膨らんでいるのである。

腰にくくり付けるわけでもない。持ち歩くわけでもない。外出時は財布と免許証を取り出して懐へ入れ、ウェストバッグは車の中で私が戻るのを待つ。居間のテーブルの下の籠の中と車の中を行ったり来たりするだけの私のウェストバッグは一体、いったい自分は何のためにウェストバッグをやっているんだろうと思っているかもしれないが、ウェストバッグ本人の気持ちを確認したわけではないので本当のところは判らないが私にはこのウェストバッグがあるおかげで免許証、財布を落としたり無くしたりすることなく、ありがたい存在であるのだ。


だから何だって話だけど。何言ってんだかわからん。と言われそうだけど。




そろそろ巾着袋を持ち歩いてもいいお年頃。








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