自動ドアの悲劇

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某スーパーで買い物をし、重い荷物を両手に抱えながら店を出ようとするとき、出入り口のある自動ドアの開閉が遅く、ドアの前で一旦、立ち止まらなくてはならない。
あまり細かいことをクドクド言うのは嫌いだが・・・
この、一旦立ち止まらなくてはならないのが、どうも気に入らない。
重い荷物を抱えて自動ドアの前で止まり、ドアが開くのを待つ時間と、開いてから再び歩き出すまでにかかる労力。1.5秒か1秒か知らないが、この待つ時間とエネルギー消費を考えると、こみ上げる怒りをどこへぶつければいいのか、バズーカ砲かなにかで自動ドアを破壊してやろうかと思う事もないこともないともないわけではない。
レジで精算を済ませ、一つのリュックに液体モノ(4ℓのトリス的なウィスキー、発泡酒350ミリリットル6本パック、牛乳、醤油等)、もう一つのリュックにキャベツ、ジャガイモ、鳥の胸肉(本当は豚肉とか鳥のもも肉を喰いたいのだが高くて買えないので胸肉で我慢している)等を入れる。
二つのリュックは荷崩れさせないようにバランスを考えながら、腕、背筋、腰に力を入れ「ウンコらしょ」と、抱え上げ、タイミングを見計らって「せーの」等で勢いをつけて第一歩を踏み出し、リズムを取りながら2歩3歩と歩き出す。
せっかくリズムを作って歩き出したのだ。この状態を維持したまま車までつつがなくたどり着きたいところだが、自動ドアという難所を越えねばならない。
ちょうどそんなときに後ろから足早に歩いてきた客が私を追い抜き自動ドアを開け、スッと通ったりしたとき、ドアが閉まらないうちに、我が身を差し入れることができたときは、得をした気分になる。
せっかくリズムを取って歩いているのに自動ドアが開くのを待つために減速するエネルギー、開いた時の歩き出すのにかかるエネルギー、及びそれらの動作にかかる時間を考えると、ドアの解放状態で、レジから車までリズムを崩すことなくノンストップで歩き通せたことの達成感は筆舌に尽くしがたいものがある。
余分なエネルギー消費を抑えることができたのである。
大儲けをしたといっても過言ではないだろう。
この慶びを天国か、草場の影なんか知らんが、亡き父と母に、伝えたいとさえ思う。
ところが、前のお客が明けた自動ドアが閉まらないうちに、我が身を差し入れかけた瞬間、同じタイミングで入店してきたおばあさんと向かい合わせてしまったとき、半身を入れかけた私は立ち止まるどころか、後ずさりせざるを得ず、はからずも後ずさりした分のエネルギーまで消費し、しかも今回リュックにはゴボウ、大根が入っていたためにバランスを崩しかけ、そのリカバリーにかかるエネルギーまで消費してしまう。
想定外のことではあるが、普段、想定外と言う言葉の使用にたいして散々批判してきた私としては、今回の想定外はやはり想定しておくべきだったと深く反省しなければならない。










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