北風木の葉を払う

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「肩、ひざ、腰は痛いし、くしゃみが出始めるし、歳を喰うとひとつもいいこたねえや」と、愚痴をこぼしながら巡回。
小降りになった雨に、ため息をつきながら、ふと外を眺めると六、七割方散ってしまった桜の木は、灰色の空に伸びた黒い枝に残った葉の鮮やかなオレンジ色が目に暖かい。
もし愚痴をこぼしてなかったら、ため息をつかなかったら、ふと外を眺めてもオレンジ色の鮮やかな葉に見とれることがなかったかもしれない。オレンジ色の鮮やかさに何の感情もわくことなく視線を横切り、ただやり過ごしてしまったかもしれない。
色彩のコントラストの美しさに気づいた時、ちょっと得した気分になる。

本当は美しい風景なのに、それに気付かずやり過ごしてしまうことが多いのではないか。
もっと目を見張って常にそれを求める姿勢を持ち続けることができれば、もっと多くの美しさに出会えるかもしれないが、求めることによって出会うまでにかかる労力とか時間は大きくなり、その疲労感も大きくなるだろう。

などと考えなくてもいいことにまで考えが及んでしまってとても疲れてしまった。

なんのこっちゃ。










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