散歩の季節

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毎年、同じことを書いているような気がするが、同じことを繰り返すのが年寄なんで仕方がない。
寒露を過ぎ、凛とした空気の中、七股池の風景が朝陽を受けて輝いている。
春や秋は散歩が楽しい季節。
手を後ろに組んで歩くと、いかにも「散歩してます」といったさりげない主張が込められている。近頃、何の用事もないのに外をぶらぶら歩いていると、不審者のような扱いをされかねないので気楽に散歩ができなくなっている。
住宅街を歩いていると、いろいろ家が建っていて、家によっては住む人の個性が見えたりするので面白い。ベランダやバルコニーの手すりに布団が干してあったりするとさまざまな大きさや色があって、家族構成までわかったりして、庭には三輪車が置いてあったりすると、ちょっと心が和んだりする。そして「あ、うちの布団、干してくるの忘れた」なんてちょっと慌てたりして。
このように平和でのんきな散歩を楽しみたいところだが、洗濯物には注意しなくてはいけない。家の住人が若い夫婦だったり、年ごろの娘がいたりすると干してあるモノによっては、速やかに視線を別のところに、差しさわりのないところに移さないと、変質者関係と間違えられる恐れがある。しかも私がその時、たまたま何か思い出し笑いかなんかしていたとしたら、誤解はますます大きくなり、警察に通報、逮捕、拘留、裁判、誤認逮捕、懲役、出所後に行くところなし、住み込みで就職するも長続きせず転職に次ぐ転職、貧窮、ホームレス、公園でおやじ狩りに合う、河川敷で死体で発見され、あるいは廃工場で白骨体で発見。
などと、夢は広がるねぇ。
散歩の話だった。散歩は楽しい。散歩しながらいろいろなことを考えるのだ。
芸術家は散歩しながらインスピレーションが刺激されることになっている。
ベートーヴェンもウィーンの森やハイリゲンシュタットを散歩しながら「運命」や「田園」を書いたりしたものだ。
私も散歩しながらいろいろな夢を描くのだ。


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