お互いに向き合う姿勢…

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ハワイの真珠湾ビジターセンターに、粉薬の包み紙で折られた一センチほどの小さな鶴が、去年の9月から展示されているそうだ。
この鶴を折ったのは「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木貞子さん。原爆症で十二歳で亡くなった貞子さんが、病床で折った千羽鶴のうちの最後の一羽が寄贈されたもの。
日本の「原爆は非人道」とする思いと、米国の「戦争を早く終わらせるために必要だったとする思い。
ハワイの真珠湾は旧日本軍の奇襲に撃沈された戦艦アリゾナが、米兵千人以上の遺骨と共に眠っているどころだそうだ。
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一方でノーモア・ヒロシマ。もう一方でリメンバー・パールハーバー。
と、お互いに自分たちの主張が突っ走り、相手の言葉に耳を塞ごうとしていたところがあった。これは逆に言えばお互いに自分たちのしてきた行為に対する後ろめたさの表れでもあったのかもしれない。
戦艦アリゾナが千人以上の米兵の遺骨と共に沈む真珠湾に原爆の犠牲になった少女の折った鶴が展示されたのは、戦後70年近くたってようやくお互いに向き合う姿勢ができつつあると期待したい。

でも、人間は喉元過ぎれば熱さ忘れる動物だから・・・



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