秋は傷心の旅に出たい

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秋と言えば旅である。
何故かと言われても困るが、今回は話の都合上、秋と言えば旅ということでご了承いただきたい。
旅はやっぱり独りでなければならない。仲良し二人とか三人とかノーキョー・チョウナイカイの団体とか、キャッキャッワイワイガヤガヤと出かけるのは旅とは言えない。それらは旅行であり季節を問わない。海でも山でも川でも何でもいいからみんなが集まる行楽地へ行けばいい。
今回は旅なのだ。独り旅に出たいのだ。
・・・なんか、去年もこんなようなことを書いたような気がするが・・・
独り旅と言えば、やはり「傷心」という言葉が良く似合う。
「富士には月見草がよく似合ふ」らしいが、「旅には傷心がよく似合ふ」。。
そして傷心の独り旅と言えば、やっぱり北国がよく似合う。
「富士には月見草がよく似合ふ」らしいが「傷心の独り旅には北国が良く似合ふ」・・・とも言う。かもしれない。
南国の抜けるような青空に、傷心の独り旅は似合わない。

恋に破れた女が傷心の独り旅、出世競争で強力なライバルに敗れた男が傷心の独り旅、長年支えあったツレアイに先立たれ傷心の一人旅。
独り旅は沁みるものなのだ。
齢五十八となって私も沁みたい。と、さて、私は沁みることができるのか。果たして私は傷心ナウなのか?と、渋茶をすすりつつラッキョをポリポリつまんでポケーッと考えてみたが、これと言って傷心と言えるようなものが見当たらない。
なんとか傷心がないかどうか無理やりひねり出してみたところ、関節の痛み、胃の痛みに苛まれている。あ、それから通帳の残高が激減してしまったことによる憔悴というのがあった。
傷心とは多少違うかも知れんが、ショウスイとショウシンは似てると言えば似てるかなと、言えなくもなくもなくもない。
と言うことで今回はこのへんの辺りを傷心と言う体で・・・
いざ旅に出でん!
独り旅に出で我が身の傷心を嘆かん!
と、独り忘我に立ちあがり、渋茶を蹴飛ばしラッキョをバリバリと噛み砕き肩を怒らせつつ支度を始めようとするが、しばらくして財布の中には有るべき物が無いことに気付き意気消沈。

そうであったのだ。
傷心から憔悴に、憔悴から消沈に、消沈から傷心に。
低回を繰り返す。どうにもならんな。
残念なことだ。














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