沈黙を聴く

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久しぶりの陽射し。
家中の窓を開けると涼しい風が通り抜ける。
気持ちいいね。

ジョン・ケージの音楽で、音を一音も出さないという作品があるらしい。
楽譜には音符がひとつも記されておらず、「沈黙」という指示だけが書かれているそうだ。
演奏中に聞こえるのは聴衆の息遣い、会場によっては空調の音も聞こえてくるかもしれない。
このように、演奏家から発せられる音よりも聴衆側から発せられる雑音。
演奏家からの一方的な発信だけではなく、聴衆側からの応酬も音楽のうち、という考えからつくられた音楽だと思うが、そんなことを意識して早朝の部屋の中で、ひとり沈黙すると、テレビニュースのアナウンサーの声、お勝手から聞こえてくる湯沸かしの音、七股池から聞こえてくる鳥のさえずり、そして風の通る音までもが聞こえてくる。

南蛮渡来のクラッシック音楽は専用のコンサートホールで行ったりすることが多いが、日本の雅楽などは屋外で行われる機会も多く、楽器が奏でる音に混じって、鳥のさえずりや風の音なども聞こえてくる。
 
南蛮人のジョン・ケージの西洋音楽が、精神的に日本の雅楽に通じているんだなと、何となく想いながら渋茶をすする音が部屋に響くの聞いていたのでありました。

今何が聞こえてくるか、耳を澄ませてみるひと時も悪くは無いね。














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